前回の続きです。。
後ほど知ったんですがポール ラニアンとは全米プロで2回勝利し
1934年にはアメリカツアーの賞金王にも輝いたほどの人だったんですきらきら
僕が何球か打つのを見てから、ラニアン先生は
“リリース・ザ・ヘッド”と言いました。
いや、そう聞こえました。
リリース??放す??よく分からず打っていると今度は
“ヒット・イット・ハード”と聞こえました。
強く打つ…でしょうか?
しばらくして
「私が打って見せましょう」と
ラニアン先生自ら、アイアンでショットを見せてくれました。
どうも僕は、バックスウィングで出来た手首の角度を
ダウンスウィング時にも、保とうとし過ぎていたようで
クラブヘッドが強くボールに当たらないと言いたかったみたいです。
バックスウィングはこうで、トップは両肩回して左腕を伸ばし…
ダウンはかっこよくクラブを立てて、手首の角度は鋭角で…などと
やっていた結果でした。
ラニアン先生はフォームのことはひと言も言わず
ボールに対する意識を持たせてくれました。
自ずとスウィングも良くなってきまして…
僕はようやく研修会にて初賞金(5,000円)をもらい
プロテストにも出れるようになりました。
英語のわからない僕に身振り手振りで教えてくれたり
それでも理解できない時は、自らお手本を見せてくれたり
解りやすい単語で、繰り返し一生懸命教えてくれたラニアン先生……
本当にありがとうございましたありがとう
(ポール ラニアン先生は2002年3月17日、93歳でお亡くなりになりました。)
堀江ゴルフアカデミー